40代の転職で年収アップを目指す方法|年収を上げるための7つのポイント

40代の転職

「40代から転職して年収を上げることはできる?」

「転職すると年収が下がってしまうのでは?」

「今より条件の良い会社に転職したいけれど、何をすればいい?」

40代で転職を考えると、仕事内容だけでなく「年収」が気になる人も多いのではないでしょうか。

家族の生活費や住宅ローン、教育費などを考えると、転職によって年収を大きく下げるのは避けたいところです。

一方で、

「40代になると年収アップの転職は難しい」

と考えてしまう人もいるかもしれません。

実際には、40代でも転職によって年収が上がるケースはあります。

dodaの2026年8月公表データでは、dodaエージェントサービスを利用して転職した人のうち、年収が上がった人は全体の64.1%でした。ただし、この数字はdodaのサービス利用者を対象としたもので、すべての転職者にそのまま当てはまるものではありません。年代別では、40~44歳の年収アップ割合は58.2%、45歳以上では46.9%でした。

つまり、40代でも年収アップの可能性はありますが、「転職すれば自然に年収が上がる」と考えるのではなく、自分の経験をどのように評価してもらうかが重要です。

この記事では、40代の転職で年収アップを目指すために確認しておきたい7つのポイントを解説します。


40代でも転職で年収アップは可能?

まず知っておきたいのが、

40代だから年収アップできないわけではない

ということです。

dodaの2026年8月のデータでは、年収が上がった人の平均アップ金額は全体で約109万円でした。また、年収が上がった人だけを対象にすると、40~44歳の平均アップ金額は約123万円、45歳以上は約110万円となっています。

ただし、これは「年収が上がった人」の平均です。

転職した人全員が年収アップしたという意味ではありません。

そのため、

「40代でも年収アップできる」

という可能性と、

「誰でも転職すれば年収が上がる」

ということは分けて考える必要があります。

40代の転職では、これまでの経験や専門性、マネジメント経験などを、応募先企業がどのように評価するかが重要になります。


40代の転職で年収アップを目指す7つのポイント

1.まず自分の「市場価値」を確認する

年収アップを目指すなら、最初に確認したいのが、

「自分の経験は転職市場でどのくらい評価されるのか?」

ということです。

現在の会社で年収600万円だからといって、転職先でも必ず600万円以上になるとは限りません。

逆に、現在の会社では当たり前だと思っている経験が、他社では高く評価されることもあります。

例えば、

  • マネジメント経験
  • 新規顧客開拓
  • 売上アップの実績
  • 業務改善
  • プロジェクト管理
  • 専門的な資格
  • 特定業界での豊富な経験

などです。

まずはこれまでの仕事を振り返り、

「自分は何ができるのか?」

を整理してみましょう。


2.これまでの経験を活かせる求人を探す

40代の年収アップを考えるなら、これまでの経験を活かせる仕事を探すことも重要です。

例えば、

営業職
↓
別業界の営業職

という転職なら、業界は変わっても営業経験を活かせます。

また、

営業職
↓
営業マネージャー

のように、これまでの経験をさらに上のポジションで活かす方法もあります。

40代では、これまで積み重ねてきた経験そのものが強みになります。

完全未経験の仕事だけに絞るのではなく、

「自分の経験を横展開できる仕事はないか?」

という視点を持ってみましょう。

dodaも40代の転職では、これまでの経験やスキルを転職先でどのように活かせるのかを考えることが重要だとしています。


3.「年収」だけで求人を選ばない

年収アップを目指していると、

年収700万円

年収800万円

といった数字に目が行きがちです。

しかし、求人を見るときは年収だけで判断しないようにしましょう。

確認したいのは、

  • 基本給
  • 賞与
  • 固定残業代
  • 各種手当
  • 昇給制度
  • 退職金
  • 福利厚生
  • 休日
  • 残業時間
  • 勤務時間
  • 勤務地

などです。

例えば、

年収650万円・残業月40時間

と、

年収620万円・残業月10時間

では、働き方が大きく違います。

また、転職後の仕事内容や将来の昇給可能性まで考える必要があります。

「年収が高い会社」を探すだけではなく、

「自分が納得できる条件の会社」を探す

ことが大切です。


4.管理職経験があるなら積極的にアピールする

40代の転職では、管理職経験がある人は、その経験を具体的に伝えましょう。

ただし、

「課長を5年間経験しました」

だけでは十分とはいえません。

例えば、

「10名のチームをマネジメントし、業務フローを見直した結果、年間の処理時間を20%削減しました」

のように、

役職+人数+取り組み+成果

まで具体的にすると、自分の経験を伝えやすくなります。

管理職経験がなくても、

  • 後輩の育成
  • チームリーダー
  • プロジェクトリーダー
  • 他部署との調整
  • 業務改善

などの経験があれば、整理しておきましょう。


5.「経験×専門性」で自分の強みを作る

年収アップを考えるとき、

「資格を取れば年収が上がる」

と単純に考えるのはおすすめできません。

前回の記事でも解説したように、資格は転職先の仕事内容と関連しているかどうかが重要です。

👉 【関連記事】40代の転職に資格は必要?取るべき資格・必要ない資格の考え方

例えば、

営業経験+宅建

経理経験+簿記

IT経験+情報系資格

人事経験+採用・労務の専門知識

というように、

これまでの経験に専門性をプラスする

という考え方があります。

資格単体ではなく、

「自分の経験+専門知識」

としてアピールできるようにしましょう。


6.年収交渉を最初から諦めない

転職活動では、

「希望年収を伝えたら嫌われるのでは?」

と考える人もいるかもしれません。

しかし、転職先を決めるうえで年収は重要な条件の一つです。

希望年収があるなら、転職活動の中で自分なりの根拠を整理しておきましょう。

例えば、

「現在の年収が650万円なので、これまでのマネジメント経験と○○の実績を踏まえ、650万円以上を希望しています」

というように、

現在の年収+経験+実績+希望額

をセットで説明します。

単に、

「700万円欲しいです」

と伝えるよりも、希望額の根拠を説明しやすくなります。

ただし、年収交渉では希望額だけを押し通すのではなく、仕事内容や企業側の条件も踏まえて話し合うことが大切です。


7.転職エージェントを活用する

40代で年収アップを目指すなら、転職エージェントを活用する方法もあります。

転職エージェントでは、求人紹介だけでなく、

  • 自分の経験に合う求人の相談
  • 職務経歴書のアドバイス
  • 面接対策
  • 求人情報の比較
  • 希望条件の相談

などができます。

また、自分だけでは気づかなかった経験の価値をアドバイザーから指摘してもらえる場合もあります。

「自分の市場価値が分からない」

「どんな求人なら年収アップを狙えるのか分からない」

という人は、一度相談してみるのも選択肢です。

転職エージェントを利用する場合は、最初から一社だけに決めるのではなく、複数のサービスを比較する方法もあります。

👉 【関連記事】40代は転職エージェントを何社使う?複数登録するメリットと選び方


40代で年収アップを狙いやすい転職パターン

40代の転職で年収アップを考える場合、次のようなパターンがあります。

同じ職種で別の業界へ転職する

例えば、

メーカー営業
↓
IT企業の営業

のような転職です。

業界は変わりますが、営業経験を活かせます。


同じ業界でより上位のポジションを目指す

例えば、

一般社員
↓
管理職候補

などです。

これまでの経験やマネジメント能力を活かせる可能性があります。


専門性を活かして転職する

特定の業界や職種で長年経験している場合、その専門性を必要としている企業を探す方法があります。

40代では、単純な「経験年数」だけではなく、

「どんな仕事で、どんな成果を出してきたか」

を整理することが重要です。


逆に、40代で年収が下がる可能性がある転職とは?

年収アップだけではなく、年収が下がる可能性についても考えておきましょう。

例えば、

  • 業界・職種ともに未経験
  • これまでの経験を活かせない仕事
  • 現在より役職が下がる
  • 希望条件を整理しないまま転職する
  • 年収だけを見て求人を選ぶ
  • 退職してから焦って求人を探す

などです。

特に40代では、勢いだけで退職するのではなく、

「転職した場合に、自分の条件がどう変わるのか」

を事前に確認しておくことが大切です。

年収についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。

👉 【関連記事】40代の転職で年収を下げないために確認すべき7つのポイント


40代の転職では「最低年収ライン」を決めておこう

転職活動を始める前に、

自分が最低限ほしい年収

を決めておくのもおすすめです。

例えば、

現在の年収

650万円

最低ライン

600万円

希望ライン

650万円

理想ライン

700万円

というように、3段階で考えてみます。

もちろん、これは一例です。

大切なのは、

「いくらなら転職しても生活に問題がないのか」

を事前に考えておくことです。

年収だけではなく、

  • 通勤時間
  • リモートワーク
  • 休日
  • 残業
  • 福利厚生
  • 仕事内容
  • 将来性

なども含めて、自分にとっての最低条件を整理しておきましょう。


40代の転職で年収アップを目指すなら、まず求人を見てみよう

「年収を上げたい」と思ったら、いきなり資格取得を始めたり、退職したりする必要はありません。

まずは、

現在どのような求人があるのかを確認する

ところから始めてみましょう。

例えば、dodaでは2026年9月24日時点で、「社員の平均年齢40代」の求人について、年収500万~600万円、600万~700万円などの求人が掲載されています。また「年収700万円~」の求人でも、社員の平均年齢が40代という求人が多数掲載されています。

もちろん、求人件数が多いことと、自分が採用されることは別の話です。

しかし、

「40代だから高年収求人はない」

と決めつける必要もありません。

まず求人を見て、

自分の経験ならどんな仕事があるのか
求められているスキルは何か
年収はいくらくらいなのか

を確認してみましょう。

そこから、自分の転職市場での立ち位置を考えることができます。


40代の年収アップは「転職すること」より「どう転職するか」が重要

40代で転職による年収アップを目指すなら、単純に「年収の高い会社」を探すだけでは十分ではありません。

重要なのは、

これまでの経験を、どの企業なら高く評価してくれるのか

を考えることです。

例えば、

営業経験10年
↓
マネジメント経験あり
↓
新規顧客開拓の実績あり
↓
業界経験も活かせる
↓
より高い年収を提示する企業を探す

というように、自分の経験を整理してから求人を探します。

40代の転職では、「自分を安く売らないこと」と「市場に合わない希望条件を設定しないこと」の両方が大切です。


まとめ|40代の転職で年収アップを目指すなら「経験」を武器にしよう

40代でも転職によって年収アップを目指すことはできます。

ただし、

「40代だから年収が上がる」

わけでも、

「転職すれば必ず年収が上がる」

わけでもありません。

大切なのは、これまで積み重ねてきた経験を整理し、それを必要としている企業を探すことです。

今回紹介したポイントをまとめると、

40代の転職で年収アップを目指す7つのポイント

  1. 自分の市場価値を確認する
  2. これまでの経験を活かせる求人を探す
  3. 年収だけで求人を選ばない
  4. 管理職・リーダー経験を具体的にアピールする
  5. 経験と専門性を組み合わせる
  6. 年収交渉を最初から諦めない
  7. 転職エージェントを活用する

そして、最初にやってほしいのは、

「今の自分なら、どんな求人に応募できるのか?」

を確認することです。

求人を実際に見てみると、自分が思っていた以上に経験を活かせる仕事が見つかるかもしれません。

転職サイトについてはこちらの記事も参考にしてください。

👉 【関連記事】40代におすすめの転職サイトは?目的別に選び方を解説

また、自分の経験をどのようにアピールすればいいのか分からない場合は、職務経歴書を見直してみましょう。

👉 【関連記事】40代の職務経歴書の書き方|採用担当者に評価される5つのポイント

40代の転職では、これまでのキャリアが大きな武器になります。

「年収を上げるために何を勉強するか」だけではなく、「自分の経験をどこで活かせば、より高く評価してもらえるか」

という視点で転職先を探してみてください。

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